Prince Princessに想いを馳せる


Prince Princess



この曲、通称「プリプリ」と呼ばれる曲は、Princeにとって初めてのオリジナル曲です。

Prince担(Princess)は、初めてのオリ曲ということもあり、プリプリをとても大切にしている印象がありますが、Prince Princessに対するPrincessの想いの根底には、この曲を勝ち取った過程にもあると思っています。


思えばPrinceにとって輝かしい日々だった「あの夏」が過ぎ、彼らを取り巻く状況は一転しました。


仕事がない。


あの夏を一緒に駆け抜けた3人が、その勢いを止めることなく光を浴びている背中を見ていることしかできなかった2015年秋からの日々。
PrinceにとってもPrincessにとっても、それは本当に苦しい期間でした。

それを乗り越えた先に、この曲が待っていたのです。
いや。きっと「待っていた」というよりも「掴み取った」という表現がふさわしい。

笑顔に溢れた天使のような3人が歌う、今ではPrinceというグループのイメージを定着させるきっかけとなったプリプリの裏には、私たちには決して見せることのない汗と涙が隠れているのです。


まずは上記を根底に、個人的にプリプリが大好きな理由をポイントに絞って書いていきたいと思います。
(※ 完全に個人の主観です)



一瞬たりともPrinceとPrincessが離れない歌詞

朝まで膝を抱えていたのも一緒。顔をあげるのも一緒。
ボロボロになってもダメダメになっても立ち直る時は一緒。ボロボロの涙でビショジョになっても立ち上がる時は一緒。

プリプリの歌詞の中で、PrinceとPrincessが離れることは一度もないのです。落ち込むのも立ち上がるのも、Princeは私たちと一緒だと歌ってくれるのです。
仕事をいただけなかったあの期間から一変、掴み取った初めてのオリ曲でこの歌詞は、やっぱり心にくるものがあります。



応援ソングとしての歌詞

すり減った クツの底 愛しいよ
見た目より重いバッグ たくさんの君の夢詰め込んで その肩にかけていたね

応援ソングという観点から見たプリプリの魅力。
この曲の歌詞の軸は「頑張って」ではなく「頑張ったね」なのです。
すり減ったクツの底も、重いバッグを肩にかけていたのも、全部見ているし知っているよ。と。

そして何より「見た目より重いバッグ」
見た目は重く見えないけど重いことを知っているということは、そのバッグを持ったことがあるということになります。
つまり、「どれくらい重いの?」と、抱えているものの大きさを知ろうとしてくれているのです。
そしてそれを「代わりに持ってあげる」ではなく「たくさんの君の夢詰め込んでその肩にかけていたね」なのです。代わりに持ってあげるのは優しさではない。だってそのバッグに詰め込まれているのは他の誰でもなく「君の夢」。そう、自分自身の夢なのだから。



Princeが公式に行動として大事にした

2016年3月、横浜アリーナで行われた「ジャニーズJr.祭り」にて2番が初披露されました。
特別な思い入れのあるこの曲に2番までいただけていたこと、そしてそれが披露されたこと。Princessにとっては涙が溢れるほどに嬉しいことでした。

そして更にその裏に隠されていたのは、「彼らはこの曲をフルで披露することで、Jr.祭りでのPrinceソロの時間をすべてを使い切った」ということです。

プリプリの時間を短くして、他の曲を披露することもできたはずですが、Princeが選んだのはプリプリをフルで歌うことでした。

この瞬間、Princeは公式にPrince Princessを特別なものにしたのです。

初めてのオリ曲。もちろんPrinceにとって特別なものでしょう。それは疑う余地などもちろんなかったのですが、それを公式の場で行動として見せてくれたことが、私は本当に嬉しかったです。


Princessにとって公式に行動として大事な曲にさせてくれた

Jr.祭りから季節が巡った2016年10月。
湾岸LIVEにて、今度は私たちPrincessにとって特別なものにさせてくれます。

湾岸LIVEでは各々のグループが自ら考案した企画が公演を盛り上げていました。
Princeはその企画として、Prince PrincessのバックダンサーにPrincessをつけたのです。

プリプリは私たちPrincessにとっても、もちろん大切で特別な曲です。Princeはそれを理解し、Princessにバックダンサーを務めさせてくれたのです。ずっと心で大事にしていた曲を、行動として大事にさせてくれたのです。





Prince Princess
それはまさにPrinceとPrincessの軌跡と絆を表すソウルソングなのです。

この曲が過去に取り残されていかない未来を、切に願うばかりです。
彼らがしきりに言葉にしている「Prince Princessは絶対に音源化したい」その気持ちは、もちろん私たちも同じです。


PrinceとPrincessが、Prince Princessに出逢えた奇跡をこの先も噛み締めて。

デビューおめでとうございます。